消火器の正しい廃棄方法と処分費用のすべて

お客様より「廃棄消火器回収してくれますか？」とお問い合わせをよく頂戴します。

なかなか回収業者が見つからず、色んな所に電話を掛けてやっと回収業者にたどり着くようです。
実際私も検索をしてみましたが「分かりずらい！」

そもそも何故簡単に廃棄できないのか、どこに任せたらいいかをまとめました。
ちなみに弊社テックビルケアでも廃棄消火器の回収行っています。お気軽にお問合せください！

株式会社テックビルケアHP

なぜ消火器は正しく処分する必要があるのか？

使用期限切れや古い状態の消火器を放置したままにすると、次のような重大なリスクがあります。

• 中身の液体・ガスの圧力による破裂・漏洩リスク
  消火器内には高圧の粉末やガスが保存されており、劣化や衝撃で外部へ漏出したり、破裂したりする恐れがあります。
• 不法投棄や誤廃棄による法的トラブル
  消火器は一般ごみとして処理できず、不法投棄や誤廃棄をすると廃棄物処理法に違反し、罰則や罰金の対象になる可能性があります。
• リサイクルの観点での資源活用不足
  金属や容器部分は正しくリサイクルすれば資源として再利用できるため、処分の際はリサイクルルートを経由することが望ましいです。
• 安全確保と周囲への配慮
  消火器が故障や劣化により思わぬ破裂や漏洩を起こすと、使用者だけでなく周囲の人や物件に大きな被害を及ぼす可能性があります。

このように、消火器は「正しく処分しなければならない理由」が複数存在します。 「安全」「法令遵守」「資源活用」の視点から処分方法を理解し、実践することが重要です。

消火器の廃棄方法

家庭ゴミや粗大ごみとして自治体では基本回収不可です。処理には専門業者の利用が必要です。
消火器を安全かつ適切に処分するためには、下記の手段があります。

■特定窓口に引き取りを依頼する

特定窓口（消火器の販売代理店や防災業者）が回収を担っています。
引き取り又は直接持ち込みが選択できます。自身のご都合の良い方法で選択するといいでしょう。

注意点としては、「エアゾール（スプレー）式消火器」や「外国メーカー消火器」は回収できません。

リサイクル回収業者は下記より検索できます。
リサイクル窓口：消火器リサイクル推進センター

消火器の処分にかかる費用と相場

消火器の処分には一定の費用がかかります。処分費用の目安を、消火器の種類別に表で整理し、追加費用についても解説します。

家庭用・業務用消火器の費用目安

費用は業者や方法によって異なりますので、事前に見積もりを取ることが重要です。
テックビルケアでは 1本 1500円（税込）で回収を行っています。

処分の際に注意すべきポイント

消火器の処分時には、事故やトラブルを防ぐために以下のような重要なチェックポイントがあります。状態の確認・正しい知識・法令の遵守を徹底することが求められます。

消火器の有効期限を確認する

• 消火器の使用期限は製造から約5〜10年が一般的です。
• 消火器本体に貼付されている「製造年」「期限表示」を確認しましょう。

薬剤漏れや破損の有無を確認する

• 外観にサビ、へこみ、噴出口の詰まりがないかを確認。
• 内容物の漏洩がある場合は、決して自分で触れず、業者に任せることが安全です。

消火器は「ただ古くなったから捨てる」ものではなく、適正に処分しなければ安全上・法的に問題が生じるリスクがあります。回収方法は多様ですが、まずは消火器の状態を正確に確認することが第一歩です。

よくある質問（FAQ）

Q1：古い消火器は燃えるゴミで出せますか？

いいえ、出せません。
消火器は高圧ガスを含むことが多く、通常の可燃ごみや不燃ごみとして出すことはできません。
多くの自治体では「有害ごみ」「特殊廃棄物」として扱われ、指定業者または特別回収ルートでの処理が求められます。

Q2：業務用の大型消火器も自治体で処分できますか？

原則できません。
業務用消火器は「事業系一般廃棄物」や「産業廃棄物」に該当するため、事業者自身が適切な業者に依頼して処分する必要があります。
自治体では受け付けていない場合が多く、消防設備業者や処理許可業者に相談しましょう。

Q3：廃棄消火器の中に薬剤がそのまま入っているが、薬剤を抜いたほうがいいのか？

薬剤は抜かずそのまま持ち込みで問題ありません。
リサイクル業者が適切に処理いたします。

Q4：回収を依頼するときに事前準備は必要ですか？

いくつかの準備が必要です。
消火器の種類・本数を伝える事で、業者とのやり取りがスムーズになります。
また、破損や漏れがないことを確認し、万が一あった場合はその旨を事前に伝えておくと安全です。

まとめ

消火器は、適切に処分しなければ安全面・法的面・環境面において大きな問題を引き起こす可能性があります。

この記事で紹介した方法を参考にしながら、最も適した方法で処分を行いましょう。

株式会社テックビルケアへご相談ください

大阪エリアで消火器の処分をはじめ、消防設備の点検、ビル管理サービスを包括的に提供しているのが株式会社テックビルケアです。
建物の安全を総合的にサポートできるワンストップサービスとして、多くの実績と信頼を得ています。

• 消火器の種類・状態に応じた最適な処分プランをご提案
• 建物ごとの消防設備点検や法令対応までワンストップでサポート
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安全・法令順守・コストパフォーマンスを重視した消火器処分をご希望の方は、ぜひ下記のフォームよりお気軽にご相談ください。
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